またまた先週の帰省の話。
秋田に帰ったら,必ず行こうと思っていたのは太平洋側。
とうとう1年が過ぎ去ってしまいました。
当時は母の入院,そしてオペの延期など,色々あってすぐにでも駆けつけたいところだったのですが,結局,この日まで実現できなかったわけです。
しかし,行こうと思えば,この時期なら1週間前の予約でもサクッと行けるということが分かりました。
ダメですなぁ。
こんなんじゃご先祖様に叱られます。ちゃんとお盆にお墓参りに行かないとね。
で,こんな感じで息子と2人,ドライバーをチェンジしながら走った訳です。
より大きな地図で 被災地へ を表示前日と同様に横手まで出て,そこから奥羽山脈を越えます。

道の駅によると,秋田らしいものにあふれ

いぶりがっこは家庭の味がそのまま商品となって,「あなたならどこの家庭の味が好き?」状態。

きりたんぽの亜種でしょうか。でくの棒。でぐの棒が正しい発音だな。
岩手には行っても同じように道の駅で休みながら,運転に不慣れな息子をリフレッシュしつつ進みます。

で,そろそろ昼だからどうしようかと議論した結果,大泉さんが達成したわんこそば100杯ってどんなにすごいのか体験しに行こうということになりスマホで検索。
こちらのお店が検索結果筆頭だったので,決定。

しかしこの塔は上って下りただけ。大宴会の時に使うスペースのようで誰もいませんでした。
結局裏側が入り口だったみたい。そこで驚愕の事実が発覚。

わんこそば,高いな…。
まぁ,人が一人付きっきりですから安くはないだろうと思って行ったのですが,まさかここまで高いとは。
今度はきちんと下調べをして,手ごろなお店を探したいと思います。
さらに太平洋側を目指していると,何と国道107号線の橋が破損のため通れないということで,盛大な回り道を強いられることに…。

こんな細い山坂道で路面圧雪だし。
ダムの上まで走ったりして。すごい迂回ルートでしだ。こんなことでもなければ絶対に通ることはなかっただろうという道。
岩手は海に近づいて行っても険しさが変わることがなくて,リアス式海岸のギリギリまで山坂道でした。
「地図上で緑線だから道道(岩手や秋田で言えば県道)クラスだ。この道には行ってショートカットだ!」
なんて言って入った道が,これまたものすごく険しい山坂道だったりで。
北海道感覚で地図を見てはいけませんなぁ。
そして,山を下ると突然視界が開けたと思ったら,そこは被災地でした。

ただ,そこに立ちつくしてきた。

あっという間に,我が家を失った人々の気持ちは想像の域を超えているんだろうなと思った。

1年が経ったけど,まるで先月位に被災したのではないかと思うような,まざまざと残る爪痕と,瓦礫の残る建物。

結局,何も手伝うこともできず,打ちひしがれただけで,すごすごと帰ってきてしまった。
帰り道,高速道路が無料だということに乗ってから気付いた。
猛吹雪の東北道と秋田道。

テレビで見ている様子からは実感出来ない光景を見たことを,せめて職場のみんなには伝えて,継続した支援をと呼びかけてみた。
