こんばんは。
だんだん遠慮がなくなってきたDocroと申します。
Docro Factoryにてたまにバイク整備を担当しております。
本日は,実に敷居の高いことに挑戦してしまいました。
冬が明けて
たまにエンジンをかけるとカンカンと打音が聞こえるのが気になっていた春先。
打音が大きくなるのと,だけど走ると消えるという現象から
何かのクリアランス調整が必要なのかと思ったり。
でも,光量に苦しんでいたユーザー車検の時に,その症状はピークを迎えました。
油圧警告灯が点灯したのであります。
でも,これもしばらく走ると消える訳。
うーん。光量をとりあえず何とかしたいから,パス(笑)
その後,無事にユーザー車検を取り終えたのですが,やはりエンジン音と油圧警告灯が気になり
ユーザー車検中に停止してずっと回転数を上げていたらオーバーヒートして
伴ってオイル量が多め。
ラジエターの中を見たらすっからかんに近く,
しかも少し抜いたオイルは若干のカフェオレの様子を呈しており
何はともあれ,このオイルじゃイカンってことでオイル交換。
すると,すっかり調子は元通りになって安心しておりました。
クーラントの補充の仕方を勉強して
LC8は50センチもリフトアップしなければならないらしいんだけど,
とりあえず30センチくらいはリフトアップして,時々足して,安定するまで継ぎ足しをくり返しておりました。

リザーブの量に気を配りながら,30キロくらいを走る日々を重ねてテスト。
よし,いい感じだね♪
26日のJKZツーへ参加と相成ったわけであります。
が,そのツーリング中もリザーブに目を向けると,やはり減少傾向。
…
そして帰宅する頃には

ご存じの通り。
しかも,再びエンジンから打音に加えて,またまた油圧警告灯が点灯した訳です。
こりゃイカンでしょう,やっぱり。
要修理箇所をKTMの得意技ウォポンシールと決めつけて,パーツを発注し,本日に至ります。
前置きが長くなりました。
で,いよいよエンジンの端っこを開けるという作業を初体験します。
エンジンを回して
クーラントの噴射に気を付けて抜いて
エンジンオイルも抜いて
いよいよウォーターポンプ部を開けます。

ぎょっとした。
こんなボルトが5本くらいありました(涙)
海の町から来たもんね~。
しかしまぁ,冷却水周りだから錆びやすいのでしょうね。
無事にカバーは開けられたけど,ホント,小さなトルクで締め付けられているんだね~。
デジタルのトルクレンチが欲しいっす。
カバーを開けて,予習の通りボルトを外したらプロペラを…
外れない。
四苦八苦。
結局,もういいやってなって,シックネスゲージの1mmを突っ込んで少しずつ少しずつ

やっと外れた。
本気で諦めかけた。
期待したほどオイルの乳化した奴がこびりついていることはなかった。ここじゃないのか!?
が。
山場はまだこの先にあって。
この大事なシール…僕がネットで予習して見ていたのは,どれもグレーのシールだった。
茶色って何だ?
変色したのか?
しかも,これが外せない。
ボロボロゴムが崩れてくるだけ。
ホットナイフで切ろうとしたけど,切れない。どうも芯に硬い材質のものがあるみたいだ。
…
かなりの時間を要した。
シールの内部は金属があり,その金属の端から突破口を見出し,
スプリングを引っかける工具でやっと引き抜いた。

上のグレー:新品パーツ
下のブラウン:苦労の末取り出せた古いシール。
さっき調べたら,木ネジを上手い事浅く差し込んで抜く方法でやっている方がいらした。
賢い!
自分も,今回かなりいろんな道具でよく抜いたもんだと自画自賛していたけど,
こういう賢さがなかった(笑)
力技だもんな…。脳みそ筋肉か?
この後,20と19のソケットをゴムハンマーで交互に叩いて圧入し
若干斜めになった感はあるけど,とりあえずこれ以上のことはできないから終わったことに。

錆びたボルトをブラシで磨いて,トルクレンチをかなり低く設定して組み終わり。
クーラントとオイルをジンワリジンワリ入れて
エンジン始動するも,再び打音と警告灯が点灯。
でも,これは想定内。
大事なことは,これがいずれ消えて音がナイスな感じになってから
200~300キロの距離を走った後も,
1 冷却水が大幅に減らない
2 オイル量が増えない
3 エンジン音に打音が混ざらない
4 油圧警告灯が点灯しない
5 できればクラッチに違和感がなくなる
この5点が自分で納得できるレベルで改善されれば,今回の修理は完了となるでしょう。
楽しみなような,不安なような。
明日,217キロ走って通勤しようかな(笑)
終わって,家に入ったら23時半でした。
寝よ。

だんだん遠慮がなくなってきたDocroと申します。
Docro Factoryにてたまにバイク整備を担当しております。
本日は,実に敷居の高いことに挑戦してしまいました。
冬が明けて
たまにエンジンをかけるとカンカンと打音が聞こえるのが気になっていた春先。
打音が大きくなるのと,だけど走ると消えるという現象から
何かのクリアランス調整が必要なのかと思ったり。
でも,光量に苦しんでいたユーザー車検の時に,その症状はピークを迎えました。
油圧警告灯が点灯したのであります。
でも,これもしばらく走ると消える訳。
うーん。光量をとりあえず何とかしたいから,パス(笑)
その後,無事にユーザー車検を取り終えたのですが,やはりエンジン音と油圧警告灯が気になり
ユーザー車検中に停止してずっと回転数を上げていたらオーバーヒートして
伴ってオイル量が多め。
ラジエターの中を見たらすっからかんに近く,
しかも少し抜いたオイルは若干のカフェオレの様子を呈しており
何はともあれ,このオイルじゃイカンってことでオイル交換。
すると,すっかり調子は元通りになって安心しておりました。
クーラントの補充の仕方を勉強して
LC8は50センチもリフトアップしなければならないらしいんだけど,
とりあえず30センチくらいはリフトアップして,時々足して,安定するまで継ぎ足しをくり返しておりました。

リザーブの量に気を配りながら,30キロくらいを走る日々を重ねてテスト。
よし,いい感じだね♪
26日のJKZツーへ参加と相成ったわけであります。
が,そのツーリング中もリザーブに目を向けると,やはり減少傾向。
…
そして帰宅する頃には

ご存じの通り。
しかも,再びエンジンから打音に加えて,またまた油圧警告灯が点灯した訳です。
こりゃイカンでしょう,やっぱり。
要修理箇所をKTMの得意技ウォポンシールと決めつけて,パーツを発注し,本日に至ります。
前置きが長くなりました。
で,いよいよエンジンの端っこを開けるという作業を初体験します。
エンジンを回して
クーラントの噴射に気を付けて抜いて
エンジンオイルも抜いて
いよいよウォーターポンプ部を開けます。

ぎょっとした。
こんなボルトが5本くらいありました(涙)
海の町から来たもんね~。
しかしまぁ,冷却水周りだから錆びやすいのでしょうね。
無事にカバーは開けられたけど,ホント,小さなトルクで締め付けられているんだね~。
デジタルのトルクレンチが欲しいっす。
カバーを開けて,予習の通りボルトを外したらプロペラを…
外れない。
四苦八苦。
結局,もういいやってなって,シックネスゲージの1mmを突っ込んで少しずつ少しずつ

やっと外れた。
本気で諦めかけた。
期待したほどオイルの乳化した奴がこびりついていることはなかった。ここじゃないのか!?
が。
山場はまだこの先にあって。
この大事なシール…僕がネットで予習して見ていたのは,どれもグレーのシールだった。
茶色って何だ?
変色したのか?
しかも,これが外せない。
ボロボロゴムが崩れてくるだけ。
ホットナイフで切ろうとしたけど,切れない。どうも芯に硬い材質のものがあるみたいだ。
…
かなりの時間を要した。
シールの内部は金属があり,その金属の端から突破口を見出し,
スプリングを引っかける工具でやっと引き抜いた。

上のグレー:新品パーツ
下のブラウン:苦労の末取り出せた古いシール。
さっき調べたら,木ネジを上手い事浅く差し込んで抜く方法でやっている方がいらした。
賢い!
自分も,今回かなりいろんな道具でよく抜いたもんだと自画自賛していたけど,
こういう賢さがなかった(笑)
力技だもんな…。脳みそ筋肉か?
この後,20と19のソケットをゴムハンマーで交互に叩いて圧入し
若干斜めになった感はあるけど,とりあえずこれ以上のことはできないから終わったことに。

錆びたボルトをブラシで磨いて,トルクレンチをかなり低く設定して組み終わり。
クーラントとオイルをジンワリジンワリ入れて
エンジン始動するも,再び打音と警告灯が点灯。
でも,これは想定内。
大事なことは,これがいずれ消えて音がナイスな感じになってから
200~300キロの距離を走った後も,
1 冷却水が大幅に減らない
2 オイル量が増えない
3 エンジン音に打音が混ざらない
4 油圧警告灯が点灯しない
5 できればクラッチに違和感がなくなる
この5点が自分で納得できるレベルで改善されれば,今回の修理は完了となるでしょう。
楽しみなような,不安なような。
明日,217キロ走って通勤しようかな(笑)
終わって,家に入ったら23時半でした。
寝よ。

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